この記事でわかること
- Perplexity ComputerのSPACE機能が何をするのか
- セッション管理とセキュリティの改善点
- ハイブリッド推論による自動最適化の仕組み
- エージェント側のAPI変更と対応方法
Perplexity ComputerにSPACEが来た
2026年7月15日、Perplexityが「SPACE」というサンドボックス基盤を発表しました。AIエージェント「Perplexity Computer」をより安全に・より強力に動かすための仕組みで、かなり注目しています。
Perplexity Computerは、Perplexityのサービス上で動く「デジタルワーカー」みたいな存在です。ブラウザ操作やファイル処理など、いわゆるコンピューター操作をAIが代わりにやってくれるやつですね。そこに今回のSPACEが乗っかった形になっています。
SPACEで変わるセキュリティとセッション管理
ざっくり言うと、AIエージェントが外部サービスを触る際の「セキュリティとコントロール」が一段階上がります。具体的には以下の機能が一体化されています。
- セッションの一時停止・再開(pause/resume):エージェントが作業を途中で止めて、後から続きから始められます
- セッションフォーキング:作業の途中から「別ルート」を試せます。Gitのブランチのようなイメージですね
- クレデンシャルの分離:セッションごとにログイン情報が独立しているので、エージェントが別のセッションの認証情報にアクセスできない設計になっています
- オーケストレーション:複数のエージェントを束ねて管理できます
エージェント系のサービスで一番怖いのって「自分のアカウント情報が意図しない形で使われること」です。その点をちゃんと設計で解決しようとしているのは好印象ですね。
ハイブリッド推論の自動振り分けも面白い
SPACEとは別軸ですが、同じくPerplexity Computerに入ってきた「ハイブリッドローカル-サーバー推論」という仕組みも気になっています。
これは、AIタスクをデバイス上(ローカル)とクラウドに自動で振り分けるというものです。簡単に言うと以下のような形で動きます。
- プライバシーが重要なデータ(財務ファイル、個人情報など)→ デバイス上で処理する傾向になります
- 計算量が多い重いタスク → クラウドのフロンティアモデルに任せることが多くなります
この判断をユーザーが手動で設定しなくても、ローカルとクラウドの間で「どれだけローカルに残すか」をうまく調整してくれるという仕組みです。プライバシーとパフォーマンスのバランスを取るのってずっと悩んでいたので、これが実用的に動くなら面白いなと思っています。
Microsoft 365との連携も進んでいる
Perplexity ComputerはMicrosoft Teamsと統合されていて、企業向けの展開がじわじわ広がっています。Outlook向けのPerplexityアプリ(Microsoft 365側の認証や情報統合)もあるので、Microsoft 365周りの連携は進んでいる印象です。AIエージェントが文書作成や表計算を助けてくれる未来が、わりと現実に近づいてきています。
個人ユーザーとしては、まだ直接の恩恵を受けるというより「こういう方向に進んでるんだな」という感じで眺めている段階です。
Perplexity ComputerのAgent APIも刷新
開発者向けには、Agent APIまわりの更新も続いています。従来の「Sonar Chat Completions」がAgent APIに統合されている形です。APIで自前のエージェントを組んでいる人は、一度公式のchangelogを確認しておいたほうがいいですね。マイグレーションガイドなども出ているので、必要に応じて確認してください。
※この記事にはプロモーションが含まれます
ちなみに、Aiarty Image Enhancer(AI画像高画質化ツール。ノイズ除去・8倍拡大に対応)も気になっています。Aiarty Image Enhancer![]()
まとめ
Perplexityって検索AIとして使っている人が多いと思いますが、実は「AIエージェント会社に転換中」という状況です。SPACEのようなセキュリティ基盤をちゃんと作っている点は、エージェントを実業務に使うにあたって重要なポイントだと考えます。
自分はまだPerplexity Computerをがっつり使い込めていないのですが、セッションフォーキングあたりは試してみたいと思っています。「あのとき別の選択肢を取っていたら」をAIエージェントで再現できるのは、なかなか面白そうです。

