MacBookとスマホとイヤホンを毎日持ち歩いていると、充電器のかさばりがじわじわストレスになってくる。そのうち何とかしようと思いつつ放置していたんですが、ついにGaN充電器に切り替えたのでその話をまとめておきます。
GaN充電器という名前は聞いたことあるけどよくわからない、という方もいると思うので、軽く解説しつつ、エンジニアっぽい使い方(MacBook + スマホ + α)に絞って「これ買っておけばまず間違いない」というラインナップを整理してみました。
この記事でわかること
- GaN充電器の仕組みと従来品との違い
- エンジニア向けの選び方と必要な出力の目安
- 2026年のおすすめモデル3選と使い分け
- コスパを最大化するための購入タイミング
GaN充電器って結局なに?
GaNは「Gallium Nitride(ガリウムナイトライド)」の略で、日本語では窒化ガリウムと呼ばれる半導体素材のことです。従来の充電器はシリコン半導体が使われていましたが、GaNに置き換えることで熱伝導率が高くなり、放熱性・変換効率が改善されるとよく説明されています。
ざっくりいうと「同じ出力でも小さく作れて、発熱も少ない」というのがGaN充電器の強みです。
最近は各社が”次世代GaN”みたいな文脈で高効率・小型化を推しているタイミングです。ただし「GaN III(第3世代)」のような呼び方はメーカーや文脈によって指しているものが揺れやすいので、具体的なスペック(出力W数・サイズ・ポート数)を見て判断するほうが実用的かなと思っています。
一方で規格側はわかりやすくて、USB PD 3.1は最大240Wまで対応します。高出力の世界はここが基準になりつつあります。QCについては「QC 5.0」ではなく、正式には「Qualcomm Quick Charge 5」です。
2026年時点で新しく買うなら、基本的に最新世代のGaNモデルを選ぶのがおすすめです。ただし一世代前のGaNベースのモデルも価格が下がっていてコスパが良いものが多いので、一概に「新世代以外NG」というわけでもないです。
エンジニアの充電器事情、正直なところ
カフェで作業するときを想像すると、大体こんな構成になると思います。
- MacBook Air or Pro(65〜100W必要)
- スマホ(20〜45W)
- イヤホン or Apple Watch(数W)
- 余裕があればタブレット
これを1台の充電器でまとめたい。でも持ち運びはできるだけ軽くしたい。財布も見たい。この3つのトレードオフが充電器選びの本質だと思っています。
余談ですが、以前は純正の96W ACアダプタを持ち歩いていたんですが、あのでかさと重さを「仕方ない」と思っていたのがウソみたいです。GaN充電器に変えてから荷物の体積が体感で2割くらい減りました。
2026年4月現在のメーカー勢力図
GaN充電器はいまや選択肢が多すぎて逆に迷います。主要どころだけ整理します。
Anker(アンカー)
独自技術「GaNPrime」シリーズによる最適な電力配分が強みで、製品の安定感に定評があります。日本語サポートの品質も高く、初めてのUSB-C充電器としても安心して選べるブランドです。知名度も一番高いので、「信頼性を最優先したい」という人には安定した選択肢。ただしその分、同スペックのライバル製品より若干高め傾向です。
UGREEN(ユーグリーン)
UGREENは急成長中のブランドです。全体的にUGREENはAnkerより1〜2割安い傾向にあります。さらにAmazonセール時のUGREENの割引率はAnkerより高いことが多く、タイムセールで30〜40%オフになることもあります。ここ1年で気になってるブランドですね。
CIO(シーアイオー)
大阪の国内メーカー。NovaPort SLIMシリーズはGaN技術とCIOの小型化技術を組み合わせ、65W 2ポート充電器の中でも世界最薄レベルを実現しています。折り畳みプラグを搭載しているためカフェや新幹線、出張や旅行にも最適です。国内メーカーならではの安心感もあり、小型化に対するこだわりが強いブランドです。Ankerほど知名度はないですが、ガジェット好きの間では評判がいい印象。
用途別おすすめ3選
「全員にとってのベスト1台」はないので、使い方ごとに整理します。
① 持ち運び最優先なら:UGREEN Nexode Pro 65W
UGREEN Nexode Pro 65Wは、GaN技術搭載で手のひらサイズ。USB-C×2 + USB-A×1の3ポート構成で、デザインはマットグレー。MacBook Airなら1ポート最大65W出力で十分まかなえて、残りのポートでスマホやイヤホンを同時充電できます。
価格帯も同スペックのAnkerより安いことが多く、コスパという観点では現時点でトップクラスだと思います。「性能差はほぼないので、コスパ重視ならUGREEN」という評価はかなり説得力があります。
② 自宅・オフィス据え置きなら:Anker 735 Charger(GaNPrime 65W)
最大出力65Wで、3台の機器を同時に充電が可能な充電器です。Anker GaNPrimeを採用し、電力を最適に振り分けるので、同時充電時もストレスなく快適に充電できます。
据え置きで使うなら多少重くてもサイズはあまり気にならないので、Ankerの安定感と保護機能の手厚さを選ぶのが無難かなと。サポートが日本語対応なのも地味に助かります。何かあったときのことを考えると、据え置きはブランドの信頼性で選びたい。
③ 小型+多ポートのバランスなら:CIO NovaPort QUAD II 67W
CIOの「NovaPort QUAD II」は、最大67W出力に対応した小型USB充電器です。USB Type-AとUSB Type-Cの4ポートを備え、次世代GaNチップをダブルで搭載した「NovaEngine」技術で変換効率が向上。充電器本体の発熱を抑制し、「NovaSafety」による温度監視機能も搭載しています。
4ポートで67Wという構成はかなり欲張りで、MacBookを繋ぎながらスマホ・イヤホン・タブレットをまとめて充電できます。ただし充電直後はそれなりに発熱するので、頻繁に抜き差しするカフェ利用よりも、デスクに置きっぱなしにする使い方に向いています。
W数の選び方、これだけ知っておけばOK
「W数が多いほど良い」と思いがちですが、デバイスが対応していなければ恩恵はないし、必要以上に高出力なものを選ぶとサイズと価格が跳ね上がります。
おおまかな目安として:
- スマホのみ:20〜30W で十分
- MacBook Air / 軽量ノートPC:65W あれば余裕
- MacBook Pro 14インチ以上:96W〜が理想。最低でも65Wはほしい
- 複数デバイス同時充電:65〜100W の多ポートモデルを選ぶ
複数ポートのモデルは同時使用すると各ポートの出力が分配されることに注意が必要です。たとえば「合計100W」でも2台同時に使うと60W + 40W みたいな割り振りになる場合がほとんどです。スペックシートの「同時使用時の出力」はちゃんと確認しておいたほうがいいです。この部分を見落とすと実際の使用感とギャップが生まれます。
PSEマークは絶対確認する
安さに釣られてノーブランドの充電器を買うのだけは正直おすすめしにくいです。GaN充電器は高出力なだけにトラブルが起きたときのリスクが高い。
最低限、PSE技術基準適合品であることを確認してから買うようにしています。Anker・UGREEN・CIOはいずれもPSE対応なので、この3ブランドを選んでいれば安心です。Amazonで見慣れないブランドの製品を買うときは必ずチェックするようにしています。
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まとめ
GaN充電器はいまや「知る人ぞ知る」ではなく普通に主流になりつつあります。選び方をひとことでまとめると「持ち運びメインならUGREEN、据え置きの安心感ならAnker、小型多ポートでCIOも候補」という感じです。
価格差は数千円の範囲なので、正直どれを選んでも大きくは外れないと思います。ただ、「コスパを突き詰めたい」ならAmazonセールのタイミングを狙うのが一番賢い気がします。UGREENは特にセール時の値引き幅が大きいので、急いでいなければ待つのもアリです。

