Windsurf入門|Cascadeの使い方とCursorとの違いを解説【2026年版】

テックツール

Cursorをずっと使っていたんですが、最近「Windsurfにしてから生産性上がった」って声をよく見かけるようになって、ちゃんと調べてみました。結論から言うと、どちらが優れているかというより「哲学が違う」ツールで、使う人のスタイルによって合う合わないがはっきり分かれる印象です。

この記事でわかること:

  • Windsurfとは何か、Cascadeの基本的な使い方
  • CursorとWindsurfの具体的な違い
  • 2026年時点での料金と注意点
  • どちらを選ぶべきか(個人的な考え)

Windsurfとは

WindsurfはもともとCodeiumというAI補完ツールとして開発されていたエディタです。2025年にCognition AI(Devinの開発元)に買収されてWindsurfにリブランドされました。

VS Codeをベースにしていて、見た目はほぼVS Codeそのまま。拡張機能もそのまま使えます。ただし中核にある機能が普通のエディタとは大きく違って、CascadeというAIエージェントが全体の体験を設計しています。

Cascadeはプロジェクト構造を自動で分析し、複数ファイルをまたいだ変更を調整して、自分のエラーからも回復するマルチステップAIエージェントです。単なる補完ではなく、コードベース全体を把握した上で自律的に動くのが特徴。そういえば、CognitionはDevinで「自律型AIソフトウェアエンジニア」みたいなポジションを取ってた会社なので、Windsurf がどんどんエージェント寄りになっていくのは自然な流れですね。

Cascadeの基本的な使い方

起動はシンプルで、Cmd+L(MacはCmd、WindowsはCtrl)でCascadeパネルが開きます。日本語で指示を入れてもちゃんと動くようです。

WriteモードとChatモード

CascadeにはWriteモードとChatモードの2つがあります。Cascadeはコードベースのコンテキストを手動でファイルを選択させることなく自動で取り込み、より少ない割り込みでより長いマルチファイルタスクを完了させます。Writeモードがそのコア機能で、Chatモードはコードに関する質問に最適化されています。

基本的には「何か作りたい・変えたい」ときはWrite、「このコードどういう意味?」「なんでエラーになってるの?」みたいなときはChatを使うイメージです。

Cascadeが持っているツール

Cascadeは単に会話するだけではなくて、Search、Analyze、Web Search、terminalなど、さまざまなツールを持っており、使用中のパッケージやツールを検出し、未インストールのものを特定してインストールまで自動的に行える機能があるようです。コードを書くだけじゃなく、依存パッケージのインストールや実行まで面倒を見てくれるのは地味に便利です。

メッセージキューと処理中の追加指示

Cascadeが現在のタスクを完了するのを待っている間に、新しいメッセージをキューに追加し、タスク完了後に順番に実行できるようです。Cursorだと作業が終わるのをぼーっと眺めていたんですが、これは地味に嬉しい仕様です。

リバート機能

Cascadeが行った変更をリバートできます。元のプロンプトにマウスオーバーして右側のリバート矢印をクリックするか、目次から直接リバートすることで、指定したステップ時点のコードベースの状態にすべてのコード変更が戻されます。ただし、現在リバートは取り消せないようなので注意です。

日本語設定を快適にする

Windsurfは日本語指示に対応していますが、常に日本語で返答させたい場合はルールファイルを設定しておくのが便利です。プロジェクトルートに .windsurfrules ファイルを作成することで、プロジェクト単位のルールを設定できるとされています(CursorのRulesと同じ考え方)。

# .windsurfrules の例
- 常に日本語で返答してください
- コードのコメントも日本語で書いてください
- フレームワーク: Python 3.12 + FastAPI
- コード変更前に必ず影響範囲を確認すること

Cursor使いには馴染みやすい仕組みです。

Windsurf 2.0で何が変わったか

2026年4月15日にWindsurf 2.0がリリースされました。個人的にここが一番「方向性が見えた」アップデートだと思っています。

Windsurf 2.0の中心的な変更はAgent Command Centerで、これはWindsurf内部のKanbanスタイルのインターフェースとされています。すべてのエージェントセッションをステータスごとにグループ化して一覧表示できるようです。エディタで動くローカルのCascadeセッションと、クラウド側のDevinセッションの両方が含まれると言われています。

Spacesという機能も追加されたようで、エージェントセッション・PR・ファイル・共有コンテキストをひとつのタスクやプロジェクト単位にまとめることができ、コンテキストを毎回作り直さずにマルチエージェント作業を切り替えられるようになったようです。

そして一番大きいのがDevinのネイティブ統合です。Devin cloud agentがWindsurf内で利用できるようになりました。Cascadeでローカルに作業を計画し、1クリックでDevinに実行を引き渡せる、といった体験を目指しているようです。複雑なデプロイやテスト作業をDevinに任せて、自分はラップトップを閉じていても作業が続く、というのがコンセプトらしいです。

正直まだDevinとの連携は使いこなせてないし、段階的なロールアウト中でProユーザーでも見えていない人がいるみたいなので、ここは一旦「そういう声もある」くらいで受け取ってます。

CursorとWindsurfの違い:正直な比較

一番聞かれるのはここだと思うので、整理します。

哲学の違い

WindsurfとCursorは同じ価格帯の、根本的に異なる哲学を持つAI IDEです。Windsurfはあなたの代わりに仕事をしようとし、Cursorはあなたと一緒に仕事をしようとします。

もう少し具体的に言うと、CursorはAIの行動に対して細かい制御ができ、各ステップで承認を求める。一方WindsurfのCascadeは設定がより少なくて済む自律的な動き方をします。これが使い慣れると気持ちいいんですが、最初は「何を変えたの?」ってなることもあります。

対応IDE・拡張性

WindsurfはJetBrains、Vim、NeoVim、XCodeなどを含むIDEにプラグインを提供しており、特定のエディタに縛られないのが大きな差別化要素です。Cursorは実質VSCode専用(フォーク)なので、JetBrainsをメインで使っている人はそもそもCursorを使うのが難しい。Windsurfはその点で選択肢が広いです。

モデルとスピード

Windsurf は独自モデルを提供しているとされており、実際のスループットはWindsurfの方が速いという評価が多い印象です。

一方でCursorはオートコンプリート精度が高いという声も多くありますが、体感・口コミベースの評価が中心です。ここは好みと用途次第で、実際に試してみるのが一番確実かもしれません。

料金

現在、WindsurfのProプランは月$20です。CursorのProも月$20です。課金モデルにも違いがあり、Cursorはクレジット(あるいは利用枠)ベース、Windsurf側はクォータ(上限)ベースで管理される傾向にあります。ただし、このへんはプラン表記や仕様が頻繁に変わるので、最新情報は必ず公式で確認してください。

料金体系はかなり頻繁に変更されているので、詳細は windsurf.com/pricing と公式ドキュメントで都度確認するのが安全です。

まとめ比較表

Windsurf Cursor
価格(Pro) $20/月 $20/月
エージェント哲学 自律的に進める ステップごとに確認
対応IDE 複数IDE向けプラグインあり(JetBrains等) VSCodeベースのみ
独自モデル SWE系モデル Composer
クォータ方式 クォータ/上限ベース(要公式確認) クレジット/利用枠ベース(要公式確認)
学習コスト やや低い カスタマイズ性が高い分やや高い

どちらを選べばいいか

自分なりの判断基準を書いておきます。

Windsurfが向いてそうな人

  • JetBrains系エディタを使っていて、でもAIエージェントも使いたい
  • 「とりあえずやっておいて」スタイルで大まかに任せたい
  • 大きめのコードベースをまるごと触る機会が多い
  • GitHub Copilotから乗り換えを考えていて、あまり設定に手間をかけたくない

Cursorが向いてそうな人

  • VSCodeから乗り換えて、既存の設定・拡張機能をそのまま使いたい
  • AIの変更を1ステップずつ確認しながら進めたい
  • .cursorrules(Rules for AI)を細かく書いて管理したい
  • コミュニティが大きいほうが安心

個人的には「CursorはAIと一緒にコードを書く道具、Windsurfはコードを書いてもらう道具」という感覚があります。どちらが正解というより、自分のコーディングスタイルに合う方を選べばいいかなと。

自分は今のところCursorメインで、Windsurfは試用中という状態です。両方とも試用期間がある(公式で最新情報を確認推奨)ので、実際に触ってみるのが一番確実です。

まとめ

Windsurf は Cursor と同じ価格帯ながら、全く違う哲学を持つAI IDEです。Cascadeの自律的なエージェント設計、JetBrains対応、Devinとの統合など、特に大規模プロジェクトやIDEの自由度を重視する人には魅力的です。

一方、VSCode から の移行をスムーズにしたい、ステップごとに細かく制御したい、という人はCursorの方が合うはずです。

どちらにしても、公式ドキュメントと実際の試用を通じて、自分のワークフローに合う方を選ぶのが最適解だと思います。

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