電車の中で「あ、あのバグ、たぶんあの関数だ」と思い出したのに、手元にはスマホしかなくて何もできない——というのを先月やらかしました。帰宅するころには何を直そうとしてたか半分忘れてるんですよね。そもそもClaude Codeってスマホから触れるんだっけ?と調べ始めたら、公式の方法が2種類あって、しかも性格がまったく違ったので自分用にまとめておきます。
このエントリーでわかること
- Claude CodeをスマホでLocal操作する「Remote Control」の設定手順
- Claude Code on the webでクラウド実行する方法とセキュリティ設定
- 2つの方法の使い分けケースと実際の運用イメージ
- 設定時につまずきやすいポイント
スマホから使う方法は「ローカル遠隔操作」か「クラウド実行」の2択
先に全体像を書くと、スマホ単体でClaude Codeが動くわけではなくて、どこかで動いているClaude Codeをスマホから覗きに行く構成になります。
- Remote Control:自分のPCで動いているセッションに、スマホのClaudeアプリやブラウザから接続する
- Claude Code on the web(クラウド実行):Anthropic側の環境でセッションを動かす。PCの電源は関係なし
あとは非公式でTermuxに直接入れたり、SSH+Tailscaleで自宅サーバーに繋いだりという手もあるらしいですが、今回は公式の2つに絞ります。自分もLightsailにSSHして…みたいな構成を一瞬考えたんですが、スマホでSSHクライアントを操作した時点で心が折れる気がしたのでやめました。
Remote Control:PCのセッションをスマホから遠隔操作
こっちは「今まさに開発中の環境」がそのまま使えるのが強みです。ローカルのファイル、ローカルのnode_modules、ローカルの.envぜんぶそのまま。要するに、ウェブやモバイルの画面はローカル環境のセッションへの窓でしかない、という理解でいいです。
手順はだいたいこんな流れになります。
# PC側でいつも通り起動
cd ~/dev/my-project
claude
# リモート用のコマンドはバージョンで変わってるので確認
claude --help | grep -i remote
有効化するとQRコードが出てくるので、スマホのカメラで読むとClaudeアプリ(入ってなければブラウザ)で開けます。QRを使わない場合は、ブラウザで claude.ai/code を開いてセッション一覧から選ぶか、モバイルアプリの「Code」画面からセッションを選ぶ形になります。
ここで一回詰まったんですが、PC側のターミナルに確認プロンプトが出た状態のまま放置してると、スマホから何を送っても進みません。PC側で「Continue」を選んでEnterを押すのを忘れないでください。自分は「繋がってるのに無反応だ、バグでは?」と5分くらい悩みました。悩んだ末に画面を見たら普通に選択待ちだった、というオチです。
セキュリティ的な構成
気になるのはセキュリティですよね。「ポート開放なしで使える」という設計として紹介されていることが多く、体感的にも自宅ルータ側で何か設定する必要はありませんでした。通信の詳細(TLSでどう中継しているか、ポーリングなのか等)は自分が一次情報まで追いきれていないので、「そういう設計っぽい」くらいで受け取るのが安全です。
ポート開放とかDDNSとか、そういう自宅サーバー特有の面倒ごとが一切ないのは地味に助かります。ただし外から自分のマシンでコマンドが実行できる状態には変わりないので、カフェのWi-Fiでスマホから rm 系の作業をさせるのは避けた方が無難です。
Claude Code on the web:クラウド版の設定ポイント
PCを起動しておけない場面(外出中、そもそも家を出ている)ではこちら。クラウド側でセッションが動くので、MacBookを閉じて出かけても平気です。
設定で必要になるのは主に2つです。
- Claude Codeが使えるプラン/権限(アカウントやワークスペースの有効化が必要)
- GitHubアカウントの連携:クラウド側でリポジトリをcloneしたりPRを作ったりする際の前提
デフォルトで制限されているのが良い面と面倒な面の両方あります。外部APIを叩くようなタスクだと通信が弾かれることがあります。自分の場合、個人のプライベートなエンドポイントに繋ごうとして普通にコケました。許可/拒否のルールでドメイン制御はできるので、必要なら足す形になります。詳しくはドキュメントのsandbox系のページを参照するのが近道です。
また、CLI側から --cloud を付けて起動するとクラウドで実行されます。GitHub連携が無い(または使えない)場合、ローカルのgitリポジトリをバンドルしてアップロードするフォールバックも用意されています。GitHubに上げてない検証用ディレクトリを投げたいときは刺さることがあります(ただしサイズ上限やuntrackedファイルが含まれない等の制限あり)。
claude --cloud
# ローカルのリポジトリをまとめてクラウドセッションへ
2つの方法の使い分けケース
2週間くらい両方使ってみた所感です。
- ローカルのDBやDocker環境が必要な作業 → Remote Control一択
- 「このリポジトリのこの処理どうなってる?」みたいな読解系 → クラウドが快適
- 複数タスクを並行で走らせたい → クラウド(ローカルのCPUを圧迫しない)
- 寝る前に投げて朝結果を見る → クラウド。PCを起動しっぱなしにしなくていい
スマホで長いプロンプトを打つのはやっぱり辛いので、実際は「方針を短く投げて、あとで帰宅してからPCでレビュー」という使い方に落ち着きつつあります。フリック入力でシステム設計を語るのは無理でした。音声入力である程度いけるかな?とも思ってるんですが、技術用語がことごとく謎の変換をされるので試行錯誤中です。
周辺の動きも気になっている
余談ですが、macOSのデスクトップアプリ側ではiOSシミュレータとの統合が入っていて、アプリをビルドすると会話パネルの隣にシミュレータが開いて、Claudeが画面を見ながら操作・検証・修正を回すらしいです。Pro / Max / Team向け。自分はiOSアプリを作ってないので試せてないんですが、「エージェントが実行結果を目で確認できる」方向に一段進んだ感じがして気になっています。
ローカル・クラウド・モバイルの境目がどんどん曖昧になってきてるなと。数年後には「開発環境をどこに置くか」という問いがそもそも古くなってるのかもしれません。
※この記事にはプロモーションが含まれます
ちなみに、Aiarty Image Enhancer(AI画像高画質化ツール。ノイズ除去・8倍拡大に対応)も気になっています。Aiarty Image Enhancer![]()
まとめ
整理すると、PCを起動しておけるならRemote Control、そうでないならクラウド版です。設定でつまずくのはRemote Controlなら「PC側の確認プロンプト放置」、クラウド版なら「GitHub連携とネットワーク制限」あたり。どちらも思ったより設定は軽くて、ポート開放みたいな作業が一切ないのは想像以上に楽です。
EventBridgeあたりから定期的にクラウドセッションを起こして、依存パッケージの更新チェックだけ勝手にやらせる、みたいなのを組んでみたいなと思っています。

